この記事では、私たち人間にとって1番必要で重要であるもの「水」について解説しています。
「水」は私たち人間の身体のほぼ半分以上をしめる成分。
「水」なくして、人間の身体は存在しえないのです。
だからこそ、ふだんから滞りなく摂取していきたい「水」。
どのようにしたら「水」不足にならず、健康な身体を保っていけれるのか?
以下で解説していきますね~♪

分かっていそうで、結構おろそかにしているのが「水分」摂取ですよね。
- 水を飲んで健康になりたい
- 水分が上手く取れない
- 水分をとるのが苦手
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人間の身体は「水」でできている

「水」が大半でできている人間の身体は、以下のように誕生から老いる過程で、その水分割合が変化していきます。
①年齢・性別による「体の水分割合」は?
まず始めに、体の平均的な水分量から見ていきましょうね。
以下の表にまとめています~♪
年齢別 | 体の水分割合(約) | 特徴 |
---|---|---|
新生児 | 80% | 成人と比べて血液、唾液など細胞外に水分を多く含む |
成人男性 | 60% | 水分量は臓器に高く、脂肪は低いため、肥満傾向では水分量が少なめになる |
成人女性 | 55% | 男性と比べて筋肉が少なく、脂肪が多い傾向にある |
高齢者 | 50% | 体内の細胞量・皮膚の水分保持機能が低下し、筋肉が落ちる |
②体内水分の特徴
また、水分保持にも、いろんな特徴があります。
「体の部位」による水分割合の違いは…
からだの部位 | 水分の割合 |
---|---|
血液 | 90% |
脳 | 80% |
皮膚・筋肉 | 70% |
脂肪 | 10~30% |
「人」による水分割合の違いは…
- 男性と女性では、男性の方が水分量が多い!
- 新生児:約90%、高齢者:約50%と、水分量は加齢により減少
- やせ型の人と肥満気味の人では、やせ型の人の方が水分量が多い!
③体内の水の役割

体内における「水の役割」は以下です~。
- 血液として酸素や栄養素を運び、老廃物を集める
- 尿として老廃物を体外へ排出する
- 汗を出して体温を調節する
④体から出ていく水の種類と量は?
今度は、「体から出ていく水の種類・量」についてです。
出ていく水の種類と量
排泄カテゴリー | 出ていく水分量 |
---|---|
尿 | 1.0~1.5リットル程度 / 日 |
便 | 100ml ほどの水が含まれる |
不感蒸泄(呼吸・皮膚から) | 1000ml / 日 |
汗 | 1時間の激しい運動では1,000ml ほど |
一日に出ていく水の量!
過ごしやすい気温・運動なしの場合~
排泄カテゴリー | 出ていく水分量(約) |
---|---|
尿 | 1,200ml |
便 | 100ml |
不感蒸泄 | 1,000ml |
1日の合計 | 2,300ml |
⑤身体に取り入れる水は?
④では、通常最低でも「2,300mlの水分」が必要になってくるのが分かります。
そこで、摂取すべき水分の補給先を見てみることにしましょう~。
- 食事・水:約2,000mlを!
- 代謝水※:約300ml
代謝水が300mlですので、食事・水でとる量は、おのずと「2,000ml」となりますね。
気候や運動した場合で、大きく必要量が変わってきます。
「水」不足にならないための食習慣は?

ここまでで、必要な水分量がなんとなくお分かりになったかと思います。
食事・水でとる量は「2,000ml」ほど必要だということです。
では、それら「2,000ml」をどう摂取するのか?
ここからは、その水分の取り方です。
食事・水でとる量「2,000ml」をどう摂取するか?
ただ単に水を「2,000ml」飲むのもよし、「食事+水」でとるやり方でもいいのです。
- 水だけ2,000ml飲む
- 食事+水で2,000mlとる
①水だけ2,000ml飲む
朝から水だけで、1日を過ごします。
ですが、カフェインを含むコーヒーやお茶などは、その代謝に、より多くの水を必要とするので控えた方が無難ですね。(カフェインの弊害についてはこちらで)
健康を保つために水分をとるのなら、「水」でとりましょう。
もしくは、天然の純水を含む「フルーツ」から水分をとるのもいいですよね。
フルーツを搾ったジュースを水分としてとれば、同時にビタミン・ミネラルも摂取できるので一石二鳥~♪
②食事+水で2,000mlとる
食事と水とで2000mlの水分量をとるには、その食事の仕方にポイントがあります。
それぞれ見ていきましょう~。
- 水分多めの調理法・献立にする
- フルーツや生野菜など水分の多い食材をとり入れる
- 食事中にも水を飲む
⑴水分多めの調理の仕方・献立にする

揚げ物や炒め物だと、水分量がそもそも少なくなってしまいます。
またパンなども、水分量は極めて少なくなります。
食材の水分が減らないような調理の仕方、また食材じたいに水分を多く含むものを選んだ献立にするといいですね。
なお、水分を多く含むスープ類もいいですが、調味料を入れる点で「塩分の問題」があげられます。
塩分をとることによって、血液中のナトリウム濃度が高くなり、それを薄めるためにより多くの水が必要となってしまうから…
ですので、せっかく水分をとるために汁物をとったとしても、かえって余計に水分をとる必要がでてくるのです。
「塩分を含まないメニュー」か、「極力塩分を控えたメニュー」にするのがポイントです!
⑵フルーツや生野菜など水分の多い食材をとり入れる

炭水化物の主食に、炒め物や煮物などの副食。
それらもいいのですが、プラス、生野菜とワカメの和え物や、単に生野菜のサラダ、食前に生のフルーツや生フルーツのジュースなどを積極的にとり入れることで、おのずと水分の多い食事メニューになります。
また生でフルーツや野菜をとることで、その中に含まれる「生きた水分」をも、そのまま摂取できてしまいます~。
とても理にかなった食べ方なので、生フルーツの盛り合わせ、生フルーツジュース、生野菜サラダは積極的にとっていきましょう ♪
⑶食事中にも「水」を飲む

食事中に「水」を飲むことで、水分の補給がより多くできます。
ですが、よく食事中や食後に飲まれている「お茶」には、カフェインが含まれるものがありますよね。
それらカフェインを含むお茶はなるべく避けるようにして、ノンカフェインの麦茶やルイボスティー、ごぼう茶がおすすめ。
もしくは純粋に「水」を飲むだけが1番いいのかもしれません…
さらに、食前酒や食後と題して飲まれる「アルコール」も、カフェインと同様に水分不足をもたらします。
アルコールには「利尿作用」があるので、血管内の水分を奪っていくのです。
より多くの水分をとる必要がでてくるので、アルコールの摂取は控えた方が懸命です~。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
- 人間の身体は「水」でできている
- 「水」不足にならないための食習慣は?
ポイントは、食事・水でとる量「2,000ml」をいかにとるか?という点。
そのとり方は、
- 水だけ2,000ml飲む
- 食事+水で2,000mlとる
のように、どちらかでとり、
- 水分多めの調理法・献立にする
- フルーツや生野菜など水分の多い食材をとり入れる
- 食事中にも水を飲む
という3つの点を踏まえること~。
以上をふまえて、ふだんから水分を必要量とって、人間本来の健康を勝ちとっていきたいですね~♪
そして、今不調で悩んでいる人も、より健康になりたい人も、幸せになっていきましょう♡

「水」って地味ですが、健康の要であるんですね。